ヴァザーリ回廊の住人 maintenance

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夜、酒を飲みながら旅番組（ＢＳのトラベリックスやイタリアの小さな村）を見てると
勿論旅に出たくなるのだが、”あ～っ　今年中にはＢＡＧのメンテやらなければ！！”と何時も思っていた。
年の瀬が迫るほどやらない可能性が出てくるのでまずは良く使うスーツケースやトートからヤッケルことにした。

以前使用してたメンテ道具に新たに、この２品を加えてみた。

SOFT GUM
は消しゴムみたいな（ほぼ消しゴム）ヌメ革の汚れが面白いほど良く落ちるらしい。

それと　ヌメ革に優しいオイルと云う事で、Collonil　天然シダーウッドオイル成分配合保革・栄養クリーム。

まずは総ヌメ革のこいつから・・
角スレ＆汚れ少々有ったが、それはSOFT GUMで軽くこすれば、直ぐに解消しすかさずオイルを練りこむ。

残るは、この雨染み！！
シミを殲滅！では無くオイルで輪郭を薄くボカす作戦なのだが、手強そう。。
汚れを落とした後、シミの輪郭部分にオイルを多めに塗りこみ、周辺はオイル量を調整しながら色味を合わせて行く。

・・・・一晩置き、シミを確認したら、殆ど分からないレベルになっていて大満足の仕上がり。
職人技です（爆死””

次に作業したのは　トート＆ポーチ
この３つのナイロンはリモンタ製なので、多少乱暴に扱っても大丈夫！
ポーチは旅先で兎に角重宝するので、使用頻度も高くバッグの中で色んなモノと接触するため汚れ易い。
この汚れは　消しゴムではなく歯磨き粉や石鹸を付けゴシゴシ洗った後に陰干し（なるべく革部分は濡らさぬ様に洗う。濡れても大丈夫だが新たなシミを招く恐れがあるので慎重に。）乾いたら革部分にタップリオイルをしみ込ませ完成。フェリージやオロビアンコ（ナイロン素材）をお持ちの方は汚れたら迷わず水洗いしてね！

更にこのスーツケースは・・・・私の記憶が正しければ6～7年ノンメンテ状態。。

チンギャーレ（イノシシ）なので、ヌメ革に比べたら傷も付き難くとても丈夫！色も明るめなことから傷は殆ど目立たない。
流石に表面は光沢が無くオイル切れしてる模様。冬に起きる乾燥肌みたいにカサカサしてる。。。
全体の汚れをふき取り、上記のクリームを少し多めに（サービスね！）
干上がった大地に水が染み込む様に　スッとオイルが入って行く。。やはり革は生きてるのね～と実感。
一夜明けチェックしてみると、以前の潤いが戻ってきており手触りも滑らかになっていた。

さ～残りのスーツケースと、この際革靴もやってしまおう！あっそれとボクスターの内装もダっ！！

２点を使用してみての感想は・・
soft gumは今まで使用してたＵＮＩの消しゴムよりいい感じで（当然か～）楽にヌメ革の汚れが落ちる。

オイルの方は、匂いも殆どせず変にべた付かず、照からず、自然な革の風合いが戻ってくる。汚れもかなりブロックしてくれそうだ。この２点お薦め出来る商品です。

来年１月には恒例サイコロの旅が待ってるので、綺麗になったバック片手に旅に出たいと思います。

ＰＳ　ビフォー＆アフターの写真が無くスミマセン。

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