
時計を好きになって23年。
たしかシチズンのクロノグラフを見た瞬間いままでにないメカメカしい文字盤のデザイン ゴツイケース等・・ 17歳の少年の眼に強烈に焼きついたのでした。
それからと言うもの時計に興味を持ち、その当時ネットも無くファッション誌も今のように時計コーナーなんてものは存在しなかった時代で、情報収集は非常に困難だった。
・・・24~5歳・社会人になって初めて機械式時計ブライトリング・オールドナヴィタイマーを手に入れた。あの時の感動は今でも鮮明に覚えている。17の時見たシチズンのモノとは似ていても文字盤のセンスや全体の質感がまるで違い、その満足度に”対価を払う”と言う言葉を体感した。
その後15年間は時計の売買が続き、今のラインナップに落ち付いた。
好きな旅に時計を組み込んだ時もあった・・・6年前のグランドツーリングでは聖地ジュネーブにも立ち寄り色々と見学して興奮した。
今でも心残りなのはパテックミュージアムが休館で入れなかった事!
時計を通して友達も増えたし・・・
こうして振り返ってみると、私の人生の半分以上時計が関わっている事に今更ながら気付く。

最近の時計事情は大きく変わり、バーゼルフェアが終わると各誌こぞって特集を組む。
ここ数年の動きを見てるとデカ・厚が主流でデザインも華やか!
ただ食傷気味なのは私だけでしょうか?
・・・・もういいよ~ なんでこのブランドがこんなの出すの??と???マークが頭の中に毎年増えていってる気がしてならない。
車も押し出しの強いデザインがもてはやされているので、時計もこれに洩れずそうなるのですかね?
昨日友人から聞いた話だが、ある会合で相当な金持ちが”ほれ!ほれ!”と時計を見せ付けたそうだ。それがパテックだったそうで・・・・
私はその友人に”凄いね~”と言ってはみたもの、内心”アホな金持ちはダイヤギラギラのロレの方がお似合い”と思った(笑
パテックを掛けると云う事はそのブランドを尊重して、時計に羞じないように内面もブラッシュUPし立ち振る舞いやマナーを体得した大人に合うものだと私は思ってる。
それが最近たちの悪い事に”ダイヤギラギラ・ロレ+黒ベン○”派がノーブルなブランドに触手を伸ばしてる事だ!今まで築きあげて来たブランドイメージが汚される危険性があります。
たのむから、その類の金持ちは黙って、ロレで落ち着いてくれ!
それが日本では最強のアイコンだし飲み屋でも間違いなくウケルはず。
パテックやヴァシュロンをかけるなら、紳士的振る舞いを身に着けてからにして下さい!(頼むから)
時計をひけらかす行為は羞じそのもの!知らない人からみれば、馬鹿にしか見えない。
時計は自分で楽しむものであって、見せびらかすものではない。
”それカッコいいね”と言われたら、”安くていい物してるんだ~”或いは”偽物だから”と私は答えるようにしてる。
にわか時計ファンの会話を聞くと開口一番”値段”から切り込んで行くから恐ろしい。
時計を大枚はたいて買ってる!なんてそれを声高に言うのは恥ずかしい事だと昔から思っていて、その考えは今も変わらないしこれからも変わることはないだろう。
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